投資信託のバランスについて
投資信託は分散投資がオススメ、と書きました。では、分散の仕方は国内株式、海外株式、債券に1:1:1でよいのでしょうか? あまり考えずにずーっと放っておきたいという方はそれでもいいかもしれません。
しかし、運用目的によっては、バランスを考える必要があります。 なぜかというと、債券は基本的に利益率が低い反面、安定性が高く、株式は利益率は高い反面、安定性が低いからです。
それぞれの特性を考えて比率を決めましょう。
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積極的に殖やしたい場合
投資期間がある程度長く、かつ自身も働いていて生活資金には困らないということだったら、 株式の割合を高めに設定したほうがいいでしょう。
1%の違いが大きなパフォーマンスの違いを生みますから、少しでも多くしたいという場合は株式の割合を増やしたほうがいいでしょう。 なので、普段は株式の割合を増やしておいたほうがいいと思います。2:2:1などがいいのではないかと思います。
そして、景気が悪くなってきたら、株式に積立てる量を減らし、債券に積み立てる割合を増やすようにすればいいわけです。 しかし、株式の調子が悪いときは、積立投信にとっては仕入れ時なので、積立は続けましょう。
安定して殖やしたい場合
自身が高齢になってきていて、あまりリスクをとらないほうがいい場合は、株式の比率を下げて、債券の割合を増やしたほうがいいでしょう。生活資金を毎月稼いでいる場合は、多少の下げは仕入れ時と思えますが、そうでない場合は生活を直撃します。
リスクを取れる時期、取れない時期を見極めていくことが大事です。1:1:3などがいいのではないかと思います。
まとめ
比較しやすいようにまとめました。
- 積極運用したい場合
- 自分が働いていて生活資金には困らない
- 若い(20〜40代)
- 使う予定が当面決まっていない資金である
- 安定運用したい場合
- 定年を迎えている
- 50代以上である
- 使う予定が決まっている(子供用の資金など)
積極運用 | 安定運用 | 理由 | |
---|---|---|---|
国内株式 | 割合高め(4) | 割合低め(2) | 利回りがよい反面、 |
海外株式 | 割合高め(4) | 割合低め(2) | 同上 |
債券 | 割合低め(2) | 割合高め(6) | 利回りが低い反面、 |
ただし、あくまでも分散投資をすることは忘れないでください。
トータルで増やすことに主眼を置いてください。
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